ここでは、句点とは何か・意味・読み方・打ち方といった基本から、句点の使い方・ルール、よくある質問への回答など、わかりやすい文を書くために知っておくべき句点の基本知識についての全てをまとめている。
1. 句点とは?
まずは、いかに句点の基本的な知識を簡潔にまとめておいたので、サッと確認しておこう。
1.1. 句点の意味
文が終わったしるしとして、文末の右下につける「。」の記号。まる。
出典:大辞林 第三版
1.2. 句点の打ち方
一般的に[。]を使う。横書きの文章に限って[.]を使っても良い。
原稿用紙においては、①通常は一つのマスの右上に打つ。②行の末にあって他の文字と被る場合は、文字と一緒に打つ。改行した行の先頭に単独で打つことはしない。
2. 句点の使い方のルール
句点の使い方のルールは非常に簡単だ。「文の終止に打つ」だ。このルールは余りにも当たり前で、私たちは普段、無意識に句点を使っているが、じつはとても重要なものだ。
例えば、次の文を見比べてみよう。
- サザエさんが猫を追いかけた車が三台並んでいた道は狭かった
- サザエさんが猫を追いかけた。車が三台並んでいた。道は狭かった。
句点がない文は、なにがなんだかよく分からないものになってしまっている。しかし、句点によって文の終止を明らかにすることで、スッキリと意味が通る文章になる。
こうした句点の使い方に関して、より詳しくは『句点の使い方について守るべきたった一つのルール』で解説しているので目を通しておこう。
3. 句点の使い方についてよくある質問
句点の使い方について、よく挙げられる質問は4つある。それぞれ解説ページを用意しているので確認してみよう。
かぎかっこを使うときの句点の扱い
丸括弧を使うときの句点の扱い
箇条書きを使うときの句点の扱い
三点リーダーを使うときの句点の扱い
4. まとめ
以上、句点については読点ほど悩むところは少ないと思うが、ここで解説していることは基本として抑えておくと良いだろう。なお、読点は句点よりも複雑だ。それについては、『読点の意味や打ち方・使い方・ルールまとめ』で解説しているので目を通してみよう。
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